アブザメ

「アブザメ」は、古いゲームソフトや電子機器の**誤作動(グリッチ)**から偶然誕生したとされる、異色のポケモンです。その体は不規則な黄色と黒のパターンで構成されており、常に不安定なエネルギーを放っているため、近づくと周辺の電波機器にノイズが発生します。 最も目立つ特徴は、その巨大で歪んだ口です。この口は通常時も半開きになっており、獲物や敵を威嚇するだけでなく、体内に溜め込んだ不安定な電力をノイズまじりの電撃として吐き出すことができます。この電撃は、相手を麻痺させるというよりも、脳内の電気信号を乱すことに特化しており、混乱や錯乱を引き起こします。 アブザメは普段、人目につかない電気室の隅や廃棄されたデータサーバー内といった、ノイズが多い環境を好んで生息しています。滅多に姿を見せませんが、強い負の感情を持つ人間の近くに出現し、その感情を増幅させて混乱を楽しむという、あくのような側面も持ち合わせています。 その形状はサメというよりも、むしろ**「データ上のエラーが無理やり一つの形を保っている」**ように見え、生態系の中でも異質な存在として知られています。

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